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読みもの:プロに聞く!
ペットの仕掛け人 動物プロダクション代表 三上昇氏
〜 プロに聞く! って? 〜
 ペットに関係する仕事は、動物病院の獣医師さんや看護婦さんから、犬の訓練士さんに至るまで様々な仕事があります。この「プロに聞く」のコーナーでは動物の「プロ」の方にいろいろなお話を聞いていきます。
 今回は動物プロダクションを経営されておられる三上昇さんのお話をお伺いします。

三上 昇
(有)アトリエミカミ 代表取締役社長

生き物に関する企画/プロデュース・演出・動物プロダクション業務・貸しスタジオ(ハウススタジオ)・ネイチャープロダクション・あらゆる撮影環境コーディネート・TV、雑誌等の番組企画・編集プロダクション・動物評論・鑑定士・演出家・マルチタレント/TV東京鑑定団レギュラー出演

動物プロダクションのお仕事
このインタビューのテーマは『プロに聞く』なのですが、三上さんはプロとしての仕事とは何であると思われますか?
三上 昇 (以下M):こういう仕事をしているので、よく『動物が好きなんですね』と聞かれます。それは当然そうですが、好きだけで勤まる仕事ではないですね。動物を現場に連れて行くだけなら楽ですけれど。クライアントのリクエストに応えて動物を用意するだけなら他の動物プロダクションでもできますよね。


 そこでまず「私しかできないこと」を考えたんですね。それでカメラや映像の撮影プロセスやノウハウを独学で学びました。そういった知識があるかないかで、できることは大きく変わってきます。現場を知るということですね。

 クライアントが求める映像なり写真が撮れる様にセッティングしなくてはなりませんし、そういった知識を持つことで、いろいろな予測がつくんですね。常に一歩先を考えて動くと撮影がスムーズにいきますし、なにかトラブルが起きた場合にも落ち着いて対処できるんですね。特にペットモデルの場合、完全に思った通りにいくことの方が少ないですからね。臨機応変に立ち回るための知識と経験が必要です。

 また、知識があることで動物たちを守ることも出来ます。撮影用の証明は高温になります。熱に弱い動物の場合に、「熱をあまり出さないタイプの照明灯に変えてもらえませんか」というお願いもできたりするんですね。
トータルでサポートしてもらえると撮影がスムーズで良いですね。
そこが今後の動物プロダクション求められる課題ということでしょうか?
M:プロとして仕事を受ける場合、結果に責任をもたないといけません。『犬を連れていったからいいでしょ』だと2回目の依頼は誰もしてくれませんからね。


 しつけがしっかり出来た犬でも、撮影現場は人も多いですし、犬が興奮したりおびえて撮影に支障をきたすことは良くあります。そんな中で、スケジュール通りに犬をなだめながら、周りの環境を整わせて目的とする映像なり写真を撮影しなくてはならないわけです。ですので、気分としてはプロデューサーですよね。


 撮影スタッフ、ペットモデル、スケジュール…etc、全てに気を配っていかにスムーズにいい作品を作れるか、をいつも考えています。仕事を一つずつしっかりやっていくことが次の仕事にもつながっていくんですね。
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ペット業界へ進むには…
今後、ペット業界に進みたいと考えている若い方たちに何か一言いただけますか?
M:チャンスを待っている人が多いと思います。今の時代、知識や技術があってもそれをアピールしなくてはダメだと思います。例えば、トリマーをしているのであれば、自分が仕上げたワンちゃんを作品として写真や映像に残して自分の宣伝材料にするべきだと思います。


 この業界だけのことではないと思いますが、学校を卒業しました、どこそこの会社で5年いました、ってだけでは生き残れないんじゃないかな。自分のキャリア、知識をいかに具体化して他の人にアピールできるかが大事だと思います。


 あと、楽しむことを忘れてはならないと思います。大変なことも多い仕事なので、「今日は何をしよう」って毎日楽しくなるようじゃないとつらいかもしれません。僕なんか休みの日も仕事のことばっかり考えてますよ。「何しようかなー」って。

なるほど。「仕事を楽しむ」というのが重要な要素なんですね。

M:動物と人が良い関係を作れるようにプロとしての仕事を行なえば、仕事が楽しくなりますし、成果を上げた際には感動を味わえるようになると思います。


 人と動物を通じて皆様に感動を届ける仕事ですから、感動を味わえない人には向いていないと思います。
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ペットモデルを目指す飼い主さんへアドバイス
では最後になりますが、自分のペットをモデルにしたいと考えている飼い主さんにアドバイスをお願いします。
M:我が家の可愛い動物がタレントになるという事、それは同時に飼い主さんも、主人であるだけでなく、トレーナーであり、マネージャーにもなるという事です。


 もちろん動物たちの演技は重要ですが、その動物達を演技させるのは人間の役目です。様々な場面で指示に従わせるには、まず、飼い主さんが愛情を持ってリーダーシップをとり、信頼関係を築いてなければ成り立ちません。人間と動物の主従関係が出来上がってこそ、動物も安心して撮影に挑むことができるのです。タレントデビューしなくても、皆さんの可愛らしい動物たちと仲良く快適に過ごす為にはとても必要な課題です。
今後のご活躍に期待しております。
ご協力ありがとうございました。
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